Photokina で Godox の V1 なる Round Head Speed Lightの情報を得た人は発売されないかなど興味を持っているのではないかと思う。
だが、CP+ 2019 の会場にで上記のことについて聞いてみるとまだまだ、進展はないとのことだった。
しかし、CP+ 2019の会場には通常のストロボをラウンドヘッドにすることができるアダプターが置いてあったの見つけた。これに興味を持った人は少ないと思うが、最近このアダプター Godox S-R1 を手に入れることができたので S-R1 で使用することができる AK-R1について書いてみることにする。

S-R1 と AK-R1を購入した経緯

私はProfotoから発売されているA1の購入を検討していたのだが for SONYが待てども待てども発売されない。その間にProfoto からは B10なる小さな巨人が発売されて A1を購入するのか?それともB10を購入するのか揺れに揺れていた。だが、悩んだすえB10の購入を視野に入れたためクリップオンに関しては現在使用している SONYの HVL-F60M と HVL-F58AMを活かすことに決めた。GodoxのV1 にも興味はあったが、こちらも販売情報の進展がないこともあり S-R1 と AK-R1を使用することですでにあるFLASH 資産の有効活用を考えた。

S-R1 の装着可否

S-R1はサイズさえ合えばある程度のカメラに装着することができる。ちなみにSONY HVL-F60はちょっと大きいため S-R1の装着は多少強引にはめ込む必要がある。時間がある時に挟み込むのに使用しているゴムの厚さを削ろうとたくらんでいる。
SONY HVL-F58AMに関しては問題なく装着できる。
ちなみにS-R1の挟み込み幅はおよそ5.5cm。

S-R1 と AK-R1でテスト撮影をしてみた 撮影環境

いきなし実戦に投入するのは正直無謀でしかないのでまずはテスト撮影をしてみた。撮影環境や設定は以下の通り。

[カメラ]
カメラ:SONY A7Riii
レンズ:SONY SEL85F18
カメラ設定: ISO:200、F:8.0、SS:1/125、WB:5200(固定)

[ライティング]
フラッシュ:SONY HVL-F60M
オフカメラ:レンブラントで被写体との距離は約1m25cm
オンカメラ:正面からで被写体との距離は約2m
光量は測り目 ISO 200 F8.0になるように調整

S-R1 と AK-R1でテスト撮影をしてみた オフカメラ編 撮影結果

1.ドームディフゥーザー 直当て

2.ワイドパネル 直当て

3.グリッド 直当て

4.バンドア 直当て

5.スヌート 直当て

参考. 左:HVL-F60M 直当て 右:ドームディフゥーザー + ホワイトアンブレラ

S-R1 と AK-R1でテスト撮影をしてみた オンカメラ編 撮影結果

1.ドームディフゥーザー 直当て

2.ワイドパネル 直当て

3.グリッド 直当て

4.バンドア 直当て

5.スヌート 直当て

7.ドームディフゥーザー 天バン + バウンスパネル 左:白 、右:黒

参考. 環境光 + カラーフィルター + ドームディフゥーザー 天板 + 白パネル

S-R1とAK-R1を使用してみた感想

ちょとだけ楽しみにしていたグリッド以外は好印象。

・グリッドは正直使う意味がほとんどないと思うぐらい効果が得られなかった。
・バンドアは効果は薄めではあるが開き具合で光の拡散をコントロールできるので △
・スヌートは雰囲気を出したい時に手軽に使えて○。
 注.スヌートはS-R1に直接つけることはできないが、AK-R1に付属されているカラーフィルター用のアタッチメントにつけてS-R1に装着すれば問題なく使用できる。
・ドームディフゥーザーやワイドパネルに関しては期待通り柔らかい光が得られたので○。

個人的には参考であげたような使い方が好み。

アタッチメントは全てマグネット式での装着のため素早く取り外しができる。現場でケント紙などで創意工夫をしなくてすむと考えると高くない買い物だった。
便利さや工夫を考えると使い甲斐のあるガジェットだと思う。

ただ、気になるのはマグネット式のアタッチメントのためカメラバックに一緒に入れる機会の多いiPad や SDなどに悪影響を及ぼさないかが気になる点ではある。

どなたかこの情報をお持ちの方はコメントなどで教えていただければと。